土地から求められシンプルな平屋をご依頼されました。
外観も至ってシンプル
ドローンで見ても切妻屋根のシンプルさがよくわかります。
黒いパネルは太陽光パネルです。
できるだけエネルギーは自前で賄います。
南には川があり、夏の南風も少しは和らぎます、郊外の緑が多いエリアですので都市部より日が沈めば過ごしやすくなります。
断熱性能を高め、機械設備に極力頼らないパッシブなつくりです。
庭も家庭菜園を楽しむ予定です。庭木も食べられる実がなる樹木をたくさん植えました、外壁の木部とともに経年変化を味わえる月日を重ね楽しめる住まいができたと思います。
室内も屋根の形そのままの天井です。
主要な構造材も室内に表します。
個人的な思いですが住まいを支える構造材が見えると安心感が増すと思うのです。
整理された構造架構もまた見た目にも美しいものだと思います。
木材はほぼすべて近くのときがわ町で調達できました、その木材を今回は大工さんの手刻みでくみ上げています。
壁はセルフビルドで塗られた西洋漆喰です。
内装的にも至ってシンプル、木材と漆喰と和紙それだけです。
木材は地域材なので杉と桧のみです。
障子やガラスなどちゃんとした素材は質感がありよいものです。
構造的に金物も使いますができるだけ見えないように使うようにしています。
加工の段階から大工さんとの意思の疎通が重要になりますので近い価値観の大工さんや職人の協力が必要です。