川越仙波 昭和の住まい改修プロジェクト  2021.10~

旧市内の静かな住宅地にあります。

築年は昭和40年代とのこと、平屋の住まいを増築し、その後2階を乗せた増築、よくある経過を経て世代が変わる時期を迎えました。

 

一つは解体して新築すること

一つは改修

改修しても新築と同じ程度には耐震性も断熱性も意匠的にも満たすことはできません。

そして思いのほか解体工事も入るため費用はかさみます。

どこまでやるか、どう修繕していくかで費用も大きく変わります。

優先順位を付けて割り切ることも大切です。

 

今回は主に1階の耐震性を上げながら、大きな地震にも逃げる時間が確保され損傷はしても倒壊はしないレベルを目指します。

また畳の部屋を板張りにしたり模様替えも行います。

いつものように古いものも積極的に残しながらの改修となります。


2011.11.11 みんなで柱磨き

柱磨き

 

 仙波の改修は大工さんがひと段落したところからみんなで古い柱磨き、コツは綺麗にしすぎない、シャビーな感じで。
貫穴や大きな欠けは大工さんが埋木、杉、桧は古びても味わいが増す素材です。
 記録としての傷跡はそのままにして50年目のリニューアル、まだまだ頑張ります。
だいぶいい感じになりました。
 道具はサンドペーパー120~180番ぐらいを使います。
あとは濡れ雑巾で拭いて完了です。
工事が完了したら植物性オイルを塗る予定です。

 


2011.1029  みんなで床板掃除

 床に使われていた桧の板

 

 昭和40年代の住まいなので約50年 その時に張られたこの床板はその時点で40年生から50年生つまり100年物です。

剥がして捨ててしまえばただのゴミ

でも100年物の板を求めて手に入りますか、入りませんし、それだけではない暮らしの履歴が詰まっています。

 

 50年の汚れを落としてお疲れ様。

今度はもう少し楽ができる壁に使います。

永い間足の下でご苦労様これからは同じ目線で家族とお付き合いください。

 


現状把握は大切です。 把握しながら改修案を検討していきます。

現状把握が大切です。

床下を開けてみるとみんなが忘れていた掘りごたつの跡などがよく出てきます。

 

床下は湿度の影響を確認し、腐朽菌の発生がないかを見ながら土台の状況などを確認します。

昭和40年代の基礎は外周部だけコンクリートで内部にコンクリートの基礎はなく束立ちという形式が多く、現在の筋交いによる耐震壁設置には不向きです。

基礎をどう補強するかは難しい判断になります。

 

耐震性などは確かに劣りますが壁はすべて木舞を組んだ土壁に漆喰、漆喰も色粉を入れた部屋により少しずつ変えていたようです。

 

何年も開けたことがないという物入れからはお宝が。

 

初期の平屋部分に使われている建具は木製でガラスも趣があります。

とても寒そうではありますが。

費用を考えながら残すところ、アルミに代えるところ、木製でつくるところなどを検討していきます。

 

また土壁部分も下地として強固なところは清掃したうえで再度上に漆喰を掛けます。

場所により板を張るところ、漆喰のところなどを考えています。

 


be connected

セルフビルド・リノベーション・民家延命応援チームです。

店舗貸したい借りたい情報もお待ちしています。 Diy-Kinowa