アーキクラフトのキーワードは地域材を使ったシンプルな暮らしです
家は工事が終わり引き渡された時が完成ではなく、家族と共に長い一生をかけて住まい手が育てていくものだと考えています。
無理に飾ることなく、簡素でシンプルな普通の家がよいと考えています。
しかし簡素な普通の家というのは案外難しいものです。
住まい手側では暮らしの価値観を見極め、子育ての方針を考えながら「だからこういう家でいい」という整理が必要です。
また私たちつくり手側ではそれぞれの暮らしに相応しい住まいを提供できるように素材を吟味し、情報に接し、環境を考え、地域に貢献することも考えなければなりません。
昨今家づくりは環境から切り離して考えることはできません。自然エネルギーを上手に取り入れエアコンのいらない家をこの埼玉で実現しましょう、とまでは言えませんができる限り省エネに努めることも必要です。
そのような過程で少し昔にもどった家づくりが必要だと感じています。住まいと暮らしに関しては衣・食も含め気候風土に適した昔からの知恵や工夫も見直してみるべきだと考えています。
大切なのは昔を顧みながらも今の技術でつくる。ということなのではないかと考えています。
暮らしのコラムでは暮らし方から住まいのあり方までコラムで紹介しています。
10:家庭で起こる事故
12:目ざわりと手ざわり
13:シンプルにするわけ
14:おいしい空気を吸いたい
15:自然素材の家の値段
16:だって日本人なんですから
17:建具を開けて暮らそう!
18:雨水を楽しく使おう!
19:生ごみを減らすには
20:神様が近い家
1: 自然素材の住宅設計 優先順位
2: 木造住宅はエコですか
3: 自然素材系接着剤
4: 太陽光発電で思うこと
5: 珪藻土があやしい
9: 国産素材を選択する意味
10:シックハウスは確率の問題
12:雨樋を見直してみる
15:炭の効果はいかほど?
20:断熱で決定的に大切なこと
21:実際的な土壁の使い方
このコラムをご覧の方の多くは、マイホームを考えていたり、まさに計画中の方が多いのだと思います。
夢の実現は目の前にあります。
そこでそんな皆さんに提案があります。
住いの設計とは設計者や工務店の方が行う専業ではありません。住まい方地震が積極的に設計に参加して要望の数々を伝えてください。
その要望や希望が設計のスタートであり、暮らしやすい住まいの実現には欠かせないことなのです。
住いの計画では必ず優先順位で選択しなければならないことがあります。
出来ることならすべての要望を盛り込みたいところでしょうが予算や時間やもろもろの制約の中で自由にいかない場面が必ず現れます。
そんな場面で生きてくるのがこのようなコラムを読んだりすることによって頭の片隅に残る予備知識なのです。
まったく準備の無い、知識のないことを選択することはできませんね。
選択の場面では必ず知識と価値観が試されます。
専門的なことは設計者施工者に任せるにしろ大きな流れは掴んでおかなければ家づくりの方向性がぶれてしまします。
皆さんの判断基準の参考にこの暮らしのコラムが役に立てばうれしく思います。
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