自然素材系断熱材 炭化コルク

 

 

コルク         (炭化コルク)

 

 

 

 

 

 

 炭化させることで、コルクの持つ高い断熱力を強化させ、天然の調湿機能により、結露の発生も効果的に抑制し、消臭、ダニに対しても高い忌避効果があるとされています。

 

 製造方法はコルク粒を型に入れ、300から400℃の蒸気加熱と圧力を加え、コルク自身のヤニで固化するため接着剤は使用せず天然コルク100%です。

 

 経年変化も少なくシロアリ、鼠にも侵されにくく、腐敗の心配も無い性能的には理想的な断熱材です。

 

 成分はスベリン40% リグニン27% セルロース12% タンニン,グリセリンが6% その他このスベリン(コルク酸)が虫やシロアリに対して強い忌避作用があるとのことです。

 

 ポルトガル、スペイン、南フランス、北アフリカが産地で日本にはポルトガル産が多く輸入されているようです。

 

 コルクはコルク樫の樹皮から生産されますが、コルク樫は生命力が特に強く、樹皮を剥ぎ取ってもまた新しい樹皮を再生できます。

つまり、木を切らずにいつまでも生産ができるのです.

 

 世界の供給量の50%を産出するポルトガルでは9年に一度の採取が法律で定められているそうです。

木の寿命は150から200年くらいで50年目くらいから採取出来るようですから一本の木から15回程度は採取できそうです。

 

 コルクは炭化することでの気泡部分が開き、空気中の水分を吸収したり吐き出したりする性質を持つようになります。

 

 乾燥した冬や湿気の多い夏には炭化コルクが湿気をコントロールします。

何だか完璧な断熱材に思えてきました。使ってみたいです。
 


 製品としての欠点は施工性の悪さ

厚くなれば厚くなるほど施工性が悪化し、カッターなどでは切れず、ノコギリでもぼろぼろになり、内断熱で隙間に詰め込むのはかなり苦労しそうです。

 

 性能を出す使い方は、出来るだけ加工せず板状のまま使う施工方法になりそうです。

製品としての性能以外ではやはり気になるのは、マイレージ。ポルトガルはかなり遠いい。

 

 

歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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