6-1 住いの免震工法

 

 

ブリジストン免震資料をお借りしています。
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免震工法とは

 

建物を揺らす力に対して一番安全だと言われているのは免震工法です。

 

 免震は建物と地盤を切り離す考えのもとに成り立ち、地盤が揺れてもその揺れを建物に伝えない。

現実的には全く切り離すことは不可能なので、減衰して伝えるということになります。

 

住宅用の免震システムも開発されてきてはいますが、まだごく一部で行われている特殊な工法の域を出ていません。

 

 住宅を対象とした免震システムは大きく分けて2タイプあります。

1:「滑りタイプ」:金属面材の上を建物が滑り摩擦力により力を逃がします。

2:「転がりタイプ」:ボールベアリングを基礎と建物の間に入れベアリングが転がることで力を逃がす。

 

 滑る転がると言っても建物は基礎に固定されていなければいけないのでどちらの工法でも基礎との連結の仕方は十分に考慮されなければいけません。

 

 

 


 

 

 

 

 

東芝ボールベアリング免震をお借りしています。
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忘れてはいけないこと

 

 

 免震だからと言って現実に揺れないわけではないのですし、建物は建築基準法の制約を受けます。

免震装置を付ければ建物の耐震性は関係ないということでは無く。

基本的に耐震の性能は一般の住宅と同じに満たし、その上で行う対策であるということです。

 

免震工法のメリットデメリット

 

免震工法のメリットは地震の力を逃がし、揺れを抑え、建物被害を最小に抑えることにあります。

ではなかなか普及しない理由はなんでしょうか、良いシステムであればハウスメーカーにしろ工務店にしろ皆が使うはずです。

 

 一番の理由はと工事費が高額になるということで大ざっぱに2割程度建築費がアップするようです。

その理由は免震装置そのものよりも、基礎構造の特殊化及び、建物がスライドすることにより一番負担がかかるのが1階の床です。床の剛性を上げる工事に大きな費用が掛かるようです。

 

 さらに建物が動くことで配管設備類も動きに対応しなければなりません。通常では固定されているものを動いても機能するようにするわけですからやはり費用が掛かります。

 

 また、台風などの強風時にも風による横からの力が大きくかかると建て物が動いてしまい。制御が難しく元に戻すのに費用が掛かってしまう。

定期的なメンテナンスと合わせ地震が有る無しに関わらず、いざという時に機能させるために、イニシャルとランニングで費用が掛かるということです。

 

 設計側や工務店側に十分な知識がないこととあいまって、免震に対する設計や施工がメーカー任せになり、システムの適不適、工事状況の適不適、金額の妥当性が判断できないことも普及を妨げています。

さらに設計の立場で言えば、許認可においても公的に安全が確認されたシステムが少なく、設計者の責任範囲での判断が出来ないことが問題です。

 

耐久性に関しても永久的にと言うメーカーは有りません。

永いところで60年というメーカーもありますが、保証があるわけでは無く、金属部品がどれだけ耐久性があるのか個人的にはかなり心配です。

 

個人的には費用対効果、耐久性を考えると採用をお勧めする段階では無いと考えています。

 

 

 

 

 


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