ときがわ町 山の上のテラス

 

むかしは鉱泉宿で栄えたところらしいです。

ここを取得してピザをメインにしたオーガニックでペット同伴大歓迎のレストラン

と住まいをご依頼いただきました。

 

山なので当然斜面、最近は斜面ばかりですが今回は建物が建つところは平坦なのでほっとしています。

とはいえ片側は崖地、片側は土砂災害危険区域に隣接で建てられる場所は限られます。

 

現地実測も測量事務所に依頼して高低差測量から高低差がある敷地の場合は事前の現況把握はとても重要です。

 

今回も敷地の特徴を生かしたプランニングを考えたいと思います。


せっかく住まいをつくるのだからその素材を勉強してみるものいいと思うのです。

素材は意外に身近でつくられています。

 

例えば天井や壁に使う紙や構造の基本となる木材

今日は打ち合わせもかねて和紙工房で和紙のお勉強と製材所で製材の仕組みや木材調達の方法など専門家のお話が聞けました。

みなさん説明したがります。

プライドあるし,知ってほしいという思いがあります。

地域の素材を使うということは地域に仕事が継続でき、文化が継承できるということ、なにもそこまで考えて家をつくることはありませんが、自分の住まいつくりがそこにつながるのであればそれもいいことだし、お手伝いしたいなと思います。

素材は身近にあり。なのです。

 

素材のコラム


2019.05.04 山の上のテラス 山の上のカフェで打ち合わせ

建設予定地がときがわ町で建物もレストランなので打ち合わせはときがわや小川町方面のカフェなどをお借りしています。

今日の打ち合わせステージは越生町の「縁側カフェ」さん、家具をたまに依頼させていただいている手作り家具工房 季の木さんがセルフビルドで改修した古民家カフェです。

 

レストランの建設予定地にも建物はありますが完全に廃墟で使い物になりません。

解体して新築でのオープンを目指しています。

 

諸事情により土地購入は地主さんと合意していますが契約には至っていないため、設計も覚書としての約束で正式な契約は後日となりますが、事業融資を受けるために計画は進めないといけないという状況です。

よくあることですが一つ一つ順を追っつていくと時間がかかり負担になります。

できることは先に進めるのがよいと思います。

 

プランの打ち合わせは2回目、進むべき方向性が出てきました。

季の木

 


2019.04 現況測量

現況測量

敷地の条件を把握しなければ設計はできません。

 

なかなか個性的な土地です。

平らな土地と比べてこのような土地は正確に高さをとらないといけません、崖の角度や高さから建物を離さなければいけない距離や、崖崩れに対処する方法などを検討するためです。

斜面はその土地の個性なので個性を活かすプランができるととても土地に映える建物ができますが、なかなか苦労が多いのも確かです。

 

岩盤なのでしっかりした崖地です。

高低差と高さを把握しましたのでプランが進められます。


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

be connected