小川町 「川風立つ腰越の家」2022 9月 ~  小川町での賃貸生活を経て土地から求めて移住です。

小川町に来た当初はいずれは奥様の実家のある長野への居住を考えてきましたが、お友達も増え程よい田舎感の小川町に愛着を持つようになり、林業ハイキングをきっかけに移住のための土地探しを始め、ゆったりと流れる川の近くの市街化調整区域ですが建築可能な既存宅地に巡り合い、新居を構えることにいたりました。

当事務所とは土地選定の段階から仮のプランニングや建築可能なことの確認など、パートナーとして帯同いたしました。

移住はいきなりではなく、やはり地域の様子が分かってからの方が安心できます。

 

小川町 腰越 川風の家

川風を感じながらシンプルに暮らす。

 

2022 9月~設計

2023 12月完成予定です。

 

大正時代の刻印があるこの川を渡る歩道橋

昔からの集落の中によい土地を見つけられました。

川からの風が心地よいこの地で暮らすことに決めました。

 

2022春の林業ハイキングにご参加いただき、地域とかかわりながらの住まいづくりが始まりました。

 

2023年末までに完成する予定です。


2023.08 よき日に上棟となりました。

 この絶景の地に居を定め、めでたく上棟を迎えました。

柱は全て桧でここから歩いてもいける小川の山林で伐りだし、杉と桧の梁はほぼお隣のときがわ町の山林で調達しました。

大量に使うにはこの地域の山林は個人所有が多く権利が小さいため出しにくい状況ではありますが、個人の住まいに使うには十分な供給体制があります。

 

 価値のある住まいとは何だろうと考えます。

例えば将来暮らしが変わり、家を手放さなければならなくなったとき、また、人に貸さなければならなくなったとき、一般の価値とは違うところで付加価値が出せ、その後の暮らしを住まいが助けてくれる。

この家なら住みたい。と感じさせる。

そんな価値のある住まいを考えています。

使われている構造材はほぼ室内に現れますが、いわゆる和風というものではありません。

素材の良さを生かした「シンプルな木の家」がコンセプトです。

 


2023.7月 セルフ地鎮祭と基礎工事

7月 ささやかなセルフ地鎮台を行い基礎工事が始まりました。

去年の11月に伐採された木材は低温乾燥後ただいま加工中。

8月の上棟を目指しています。

基礎のコンクリートが施工された段階で基礎の中を歩いてもらいました。

間取りのイメージもつかめますし、これも今しかできないことですからね。


11月 伐採を行いました。

11月です。

春に歩いた山林で柱に使う桧の伐採を見学しました。

造林のお話や木の特性など林業もすこし勉強できたと思います。

この山林から建設地までは歩いても行ける距離です。

まさに地産地消

このようなつくり方ができる小川町は素晴らしいなと思います。

 


12月です。

来年の建築予定のご家族と一緒に丸太の皮をむきました。

この丸太は柱で使う予定ですが少し太すぎたかな。

 

この時期の皮はすぐに剥けます。

まだ水分が多くてしっとりしています。

来年まで製材所におかせていただき、乾燥させます。

 

 


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