7月8日今日から設計スタートです。
たくさんたくさん悩みましたが、道路さえも遠慮する大きなケヤキと楠がある公園の隣に土地を決められました。
場所は鴻巣市、今のお住まいは所沢で賃貸。
鴻巣に決めたのは高崎線沿線で、群馬のご実家とのアクセスの良さからです。
宿場町の鴻巣の本町周辺は昔からの宿場街道から1本入ったところにあり、昔からの住宅地で静かなエリアです。
新たに開発された新興住宅地と違い、すでに住宅地としてのルールや秩序が形成られています。
後から入るものはそこになじまないといけないという苦労もありますが、若い家族だけが集まる新興住宅地とは違う多様な人間関係でよい面もたくさんあると思います。
住まい方の個性がそこはかとなくこぼれながらも周辺になじむ住まいを考えたいと思います。
暮らしが始まりました。
ここまで長いお付き合いありがとうございました。
夏は風が抜け、冬は熱を逃がさずに暖かい、そんな住まいができたと思います。
内部も構造がよく見えながらもシンプルに仕上げたつもりです。
構造を表しにする場合に気を付けなければいけないのは、一歩間違えると民芸調になってしまうことです。もちろんその方向が好きな方は良いのですが、私はできるだけ住まいが主張しないシンプルな形にしたいと考えています。
内装仕上げもできるだけ素材そのままの色を使うので基本的にホワイトの室内カラーに木の色がアクセントとして入る感じです。
末永く大切に暮らしていただけるようにつくり手たちも丁寧に作業をしてくれました。
みなさまありがとうございました。
セルロース断熱完了
充填断熱・外断熱という工法からいろいろな素材まで断熱の手法は様々です。
コストと性能のバランスがいいのは何なのか?
つくり方による相性は?
などなど考えることは沢山あるかもしれませんが、住まいづくりの方向性を明確にすると自ずと限られてくるものです。
今日は照明器具と和紙の打ち合わせとカーテンの寸法など、完成に向けて暮らし方が具体的に見えてきましたね。
2019/3/07
基礎工事確認です。
コンクリートを打設すると見えなくなってしまう基礎の鉄筋、基礎工事の肝心なところは鉄筋工事で基礎の耐久性は鉄筋工事で決まるといってもいいくらい。
必要なところに必要な太さと本数を配置します。基礎の設計の重要なところも鉄筋の配置計画です。必要な本数や間隔、太さなどは計算により求められ、それに安全率を計上します。
現場はその図面をもとに施工し設計者や保証機構の検査を経てコンクリ―トを打設します。
基礎の鉄筋の下にはスペーサーというブロックが設置してあります。また型枠からの距離の取るようにスペーサが入れられ、型枠にも直接接していません、つまり浮いている状態なのです。
この状態を作り出すのが意外に難しい基礎工事なのです、出来上がればコンクリートの中にすべて入り、外部には接しない、それが耐久性を高める正しい基礎のつくり方なのです。
12/07
今日は地鎮祭です。
実際の着工は年明けですが、諸々の都合と、暦の良い今日地鎮祭となりました。
設計が始まって5か月終了6か月目での地鎮祭は当事務所としては早いほうです。
世間のペースと比べるのはやめにしたいと思いますが、あまり長いと建て主さんも負担になるのも確かなことでいろいろ思うところもあります。
ついでに工務店さんと近隣挨拶を行いましたが、平日の昼間ということもありほぼ不在という状況でした。
また改めてですね。
上棟式はやらなくてもよいという考えですが。地鎮祭を執り行うことはお勧めしています。
これから始まる気持ちのけじめにもなりますし、床鎮めも安全祈願も気持ちの上では大切だと思います。
伐採見学会にも来ていただきました。
今回伐りたかったけど今伐っても乾燥が間に合わないということで残念ですが立木のプレゼントはできませんでした。
でもお家に使われる木がどこにあるのかなど知っていただけてだけでも良かったかなとおもいます。
まだ2歳だからね覚えているといいけど
仕事的には現在は認定低炭素取得のための作業と並行して建築確認の作業を進めているところです。
地盤調査の日程や地鎮祭の日程も決まり、現場ももぞもぞと動き出します。
プランニングからは実施図や申請図を作成していきます。
イメージを具現化していくわけですが、その中でまた新たな疑問や検討したいことが見えてきます。
またタイミングでは同時進行で耐震強度いわゆる構造計算を行い、どのぐらいの強度が出るのか、弱点はどこか、弱点を克服するにはどこをどうするか、窓検討していきます。
現状では少し工夫して耐震等級3をクリアーしています。
耐震の等級は1.2.3とあり、3が最上位で基準法レベルの1.5倍の強度2が1.25倍の強度となります。
2や3を取得することでの実感できるメリットは地震保険の割引ぐらいでしょうね、3を取得すれば50%の割引となるので地震保険は高いのでかなり実感できると思ういます。
常に2の取得はお約束していますが、3が取れるかどうかは間取りや開放性との鬩ぎあいとなります、何を優先するかではんだんが分かれることもあります。
ちなみに耐震等級は施工者サイドが2ですとか3以上です。とか言っているだけではメリットは受けられませんだ、公的な認可が必要になります。
プランはほぼほぼいい感じになってきたので次の段階として、最近の設備ってどんな感じって言うところを理解していただく目的で今回はTOTOのショールーム
浴室とキッチンとトイレ設備は今回メーカー品を使います。
最近お勧めしているのはこちらTOTOさん。
私は最初だけか顔出したら後はコーディネーターさんにお任せです。この辺はやはりプロに任せたほうが安心です。
一通り説明を受け、設備を決めますが最終決定ではなく、希望する設備の価格帯を把握し、今後の打ち合わせに生かすためです。
最終の決定は着工後に再度訪問してとなります。
打合せが進むに従い、予算配分も動きますし、考えや優先順位が変わることもありますからね。
プランの打ち合わせも早4回目
ほぼほぼ固まりました。
外観のイメージなども提案して予定より少し早く進んでいます。
プランが大体見えてきた段階では同時進行で屋根の形やエクステリアなども頭に入れながら、住まいのイメージを共有していきます。
外観も完成イメージということでは無く、今の状態での暫定イメージでここからまた話が進んでいきます。
何もないとなかなか先に進みませんからね。
屋外とのつながりやどこまで屋根がかかるか、駐車場からのアプローチは自転車置き場はなどなど、日々のゴミ出しルートなどもイメージして行ければ思い違いが少なくなります。
設計者として一番困るのは「そうなるとは思っていなかった」という一言です。
そうならないように手を尽くします。
プラン打合せの2回目
今一番の問題は1階リビングか
はたまた2階リビングか
いろいろな可能性を考えていきます。
メールにてやり取りもしていきますが、顔を合わせて話すことはとても大切なのです。お互いの理解が深まるとどんどん深い話ができるようになります。
結果初期の案に戻ることが多いプランニングですが、木になることはひとつづつ整理し納得していくことが大事なのです。