そもそも基礎とは…その一

そもそも基礎とは…その一


現在当事務所の設計の住まいが2軒基礎工事中です。

基礎があるのは当たり前、当たり前なことですが整理してみると基礎の大切さがよくわかります。

 

基礎の役割

建物の自重を受けてしっかりと受けること。受けただけでは足りません。受けた自重を地盤に荷重を伝えることが役割です。

また建物には自重だけでは無く、地震時の水平荷重や増幅された垂直荷重なども加わります。その荷重に関しても壊れることなくしっかりと受け止めて地盤に荷重を伝え力を逃がさなければいけません。

 

基礎の設計は地盤調査から

基礎だけが強固であっても地盤が弱く荷重で沈んでしまえば本も子もありません。

基礎の設計の前提になるのは地耐力といい基礎や建物を支えるその土地の耐荷重です。

耐荷重が弱ければ基礎幅を増やしたり、ベタ基礎にしたりして接地面積を増やします。

接地面積が増えれば荷重は分散され地耐力を補うことが出来ます。

また、地盤自体を改良して強度を増すことが現代の家づくりの標準工法のようになっています。

地盤調査を行い、その土地の地盤に合った基礎形状を採用することが大切なのです。



つづく たぶん明日


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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