そのそも基礎とは・・・その二

基礎の検討


実際にどのぐらいの荷重が基礎には掛かるでしょう。


仮に30坪総二階の在来木造で考えてみると屋根の仕上げや、外壁の仕上げにより増減しますが、おおよそガルバリウム屋根、モルタル外壁で350kn程度となります。

この数字の中には家具などの一般的な積載物の重さも加味しています。

実際には屋根勾配や建物形状によっても変わりますのでいちいち面積を算出し計算していきます。


この数字が出れば概略基礎の形状が決められます。30坪総二階の基1階面積は約50㎡ですから基礎の単位当たりの負担面積は350/507.0kn/㎡で約1.0㎡あたり7.0tの荷重を受けることがわかりますのでこの数字をもとに基礎形状は検討していきます。


もちろんぎりぎりでの設定では無くこの時にどれだけ安全率を見込むのか、それは設計者の考え方次第になります。


つぎは地盤の考え方です。

つづく・・近いうち


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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