細い梁を上手に組み合わせる。 

物置

物置なのに素晴らしい木組み

昔は自分の裏山の林から木を伐り出したり、近くの山林から調達しました。

なので母屋には太く良い材木が使えても、物置まではなかなかよい材料が回らないことがありました。

大工さんはある材料を上手に使います。

太い梁で大きく受けることが出来ないときは小さな梁で荷重を分散させることを考えます。

この小屋はいい例です。

何層にも重ねることで荷重を上手に分散し柱に伝えます。

 

真ん中に補助の柱が建てられていますね。

90年の歳月で下がってきたのでしょう。

さすがに90年後の変形までは読めなかったようです。


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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