伝統工法というか昔は普通の工法

今週は事務所にこもってます。

デスクワークは嫌いじゃないですが毎日だと社会との接点が無くなります。

 

写真は最近巡り合った納屋の骨組み

梁は桁・胴差し(外周部の柱の上の横木)に乗らないで直に柱にほぞで入る。

なので梁を桁・胴差し(外周部の柱の上の横木)に載せる現在の工法とは異なります。

 

現在の工法は梁を桁・胴差しに載せることで屋根加重を分散させて各柱に伝えようとしていますが、この納屋の構造は梁が受けた加重は直接とりつく柱が負担します。

そうすると現在の工法のように梁が少ないと特定の柱の負担が増えてしまいますが、写真のようにたくさんの梁が天秤で掛かることで特定の柱が負担しすぎないようにしています。

 

また梁自体も1本当たりの負担が減るので細くすることができます。

小屋組みを見せるとか見せないとかそんな考えがあったわけではないでしょうが、見ごたえのある梁組です。

今だって出来ないことではありませんがコストを考えるとかなり高級な(手間のかかる)仕事なので物置納屋でやることではないでしょうね。

 

人件費が貨幣価値だけではなかった時代です。


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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