石積の記憶

飯能から名栗方面、山伏峠へ向かい途中にある空積

石と石の間に植物が根を張っています。

このような石垣を見たらまず間違いなく空積という積み方です。

 

近年の石積は天然石を使うにしてもコンクリート(モルタル等)で石と石を固定していきますが空積は石だけを組んでいきます。

コンクリート(モルタル等)を使わないため石と石のあたりを取りながら丁寧に積む必要があり、技術的にも経験を積まないとできない積み方です。

近年はその技術も継承する機会がないために忘れられ、特殊な技術になってしまいました。

 

 


この場所は約2.5mほどの高さがあります。

石の種類まではわかりませんが地域にある普通に手に入るものが使われいるのでしょう。

少し青っぽい堆積岩でしょうが勉強不足でそれ以上はわかりません。

 

空積は大雨でも石の隙間から自然に水が抜けていくので擁壁に過剰な水圧土圧がかからず崩れにくい積み方です、コンクリートを使った擁壁は水抜きパイプなどを取り付けて排水するように作りますが抜けにくく過剰な水圧がかかるため必要以上に強固につくらなければなりません。

 

空積は無理をしない自然に逆らわない擁壁の積み方としてもすぐれています。

 

不思議なことにじ~と見ているとこうやって積んでいったんだな~とか積む人の気持ちが伝わってくるような気がします。

 


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コメント: 3
  • #1

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歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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