巾木の隙間は許してほしい(無垢材ならば)

巾木ってわかりますか。

床と壁の見切り材のことですが、目的を知っていますか?何のためにあるのか、

ルンバが衝突しても漆喰がはがれないように、というのは住んでからの一つの役目にはなりますが、

もともとは床と壁の取り合い部分の隙間隠しです。

どうしても床壁が一体では作れないので隙間が無いように頑張っても空いてしまう。

なので昔から巾木を使い体裁を整えます。

で、巾木があるから全く隙間がなくなるかというとそんなことはありません。

 

あるハウスメーカーのクレーム対応係の(同級生)の話を先日聞いたのですが、巾木と床の隙間が約2.0~3.0mmあったところ欠陥建築だから壊せというクレームになったそうです。まあ隙間はないほうがいいですが要はここにこれだけの隙間があるということは見えないところではもっと隙間が大きいのではないかということのようです。

※巾木の隙間と建物の機密性能は関係ありません。それはまた別問題でイコール隙間だらけの家とは言えない。

 

その後の話は聞いていませんが、思うのはそんなことを気にしていたらクレーム対応のデザインしかできなくなるということ、HMや大手は確かにそうですね。

だから無垢材は使わない。

塩ビ製や合板の動きがない素材しか使えなくなります。

 

建て主が無垢がいいからといっても、結果クレームになり手直しになるのではやらない方がいい、会社としてはもっともな対応だと思います。

 

丁寧に素材の性質を説明し、体験して理解してもらうほどの時間を設計や工事で掛けられない。

説明する暇のない家づくりが良くないんだよな。

素材にこだわりたい人なら丁寧に説明すればそのようなトラブルは生まれないと思うのです。

 

 


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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