北園部配筋検査

北園部の家

基礎の配筋検査でした。

几帳面な良い配筋でした。補強もしっかり入り問題なし、コンクリートを流し込んでしまうと鉄筋は見えなくなってしまいます。

なので見える段階での検査は大切です。

隠れ瑕疵が無いように。

 

よく現場の人から言われます、鉄筋の本数がこんなに必要なのか?とか、コンクリートの厚さがこんなに必要なのかなど、

鉄筋の本数を減らしコンクリートの断面を増やして荷重を受けることもある程度可能だし、鉄筋を増やしてコンクリートをある程度薄くすることも可能なのです。

まあこの辺は施工性も考えてバランスしているつもりですが施工する業者によりやりやすいやりにくいは多少あるのだと思います。

 

あとは安全率として施工精度等を考慮して余裕は見ています。

どのぐらいの余裕かといえば設計者の判断というところですが、私の場合は20%見ています。

過剰では無いと思っています。

また耐震等級が2なので基準法強度に比べればその時点ですでに1.25倍なので基準法レベルに比べれば確かに手間のかかる基礎になりますがまあハウスメーカーなども同じ程度だと思います。

 

外周部はしっかり造るけど内部の基礎はそうでもない。という基礎現場をたまに見かけることがありますが、実は外周部よりも内部の基礎の方が大きな荷重を受けるということがよくあります。

これは過重の負担面積によるもので力の流れをイメージできれば判ることなのですが設計者でも意外に気が付かない人が多いです。

そんなわけで思わぬ構造事故を防ぐために保証機構ではスパン表や配筋表をつくり仕様規定として定めています。

スパン表配筋表に従えば許容応力度計算までしなくても耐震等級2の基礎は設計できるような仕組みになっています。

無駄が多くて好きじゃないけどね。

 

 


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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