杉の梁

杉の梁って美しいです。

よく大工さんたちもいうのですが、米松や集成材の方が強いから杉なんか使わないと。

 

木材にはそれぞれの樹種で、細かく言えば同じ樹種で個体によって圧縮や曲げ強度、せん断強度など違いがあり、確かに杉材の強度は一般的には集成材や、米松にはかないません。

でもね強度に見合うサイズを使えばいいだけのこと、

米松の強度に比べて20%落ちるのであればその分断面を増やせばいいだけのこと。

もちろん高さなどに制約があればそうもいっていられません、私もやむを得ず集成材を使うこともあります。

 

何が云いたいかというと必要な場所に必要な強度を持たせる。

その前提で、予算やコンセプトに合った樹種を選べばいいということなのです。

 

とにかくコスタダウンで細い材を使うという考えであれば集成材と米松、ホワイトパインの集成材でつくればいいわけです。

 

意外にプロと自認する人に限って自分の経験に縛られて融通が利かない。

どの世界でもいえること事かもしれませんね。


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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