特殊な素材の使い方

性能評価制度、住宅を客観的に数値で評価して性能を明記しよう。という施策です。

アーキクラフトでも評価のメインとなっている長期優良住宅の認定をほぼすべて取得しています。

長年評価システムに携わっている関係から、性能評価員という資格も持っていて、他の工務店や建築会社の長期や性能評価の図面審査から現場検査を行うことがあります。

最近は人手不足からか現場検査を依頼されることが多く、他の方の設計の現場などを見る機会も多くあります。

写真は屋根を支える大手工務店の母屋と棟木です。

集成材といいますが、こちらは薄い板を接着剤で何層も貼り合わせたもので、荷重をかける面を限定した材料です。

今までは捨てるしかなかった半端材も構造材として使えるようになりました。

ただし使う向きを間違えてはいけません、繊維に対して直角の方向はとても弱い、反面繊維と垂直方向は抜群の強さを誇ります。

横に揺られたらどうなのかという不安も個人的にはありますが、JAS取得し、強度が証明された材料です。

コストダウンのために使う場合やばらつきのない強度を求めて使う場合もあるでしょうが、強度に使用方法に特性がある素材は、自然素材と同じように使い方を間違えると機能を発揮できないばかりか、瑕疵となる可能性もあります。

しっかり検査しなければならない一評価員なのでした。


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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