さすが築80年、改修計画のために床下に潜りました。

さすが築80年。

基礎有りませんというかこれが基礎です。

コンクリートの現代の基礎ではないのです。

石の上に【束建て基礎】=伝統工法

現代の基礎は上部の荷重を受け止めるだけではなくて地震力を受け止めて地震力を地盤に逃がす役割があり剛構造=在来軸組工法といわれます。

 

対してこの束建て基礎は地震力を受け止める事はできないのです。

では地震力はどこへ行くかというと、

地震力は基礎を含め上部からの構造体が揺れて、歪んで、部分部分で力を吸収する。

という考えで柔構造といいます。

超高層や5重の塔などは柔構造です。

傾いたり歪みが大きければ剛構造に比べ比較的容易に修復できる構造です。

剛構造の場合は基礎に地震力が伝えられないと部分的に破壊され限界を超えると修復は不可能になります。

どちらが安全かという論争はいまだにつきませんが、検証可能という意味では現代の基礎を持った剛構造がよいでしょう。

 

 

 


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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