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構造金物特集その四

今回は構造金物の中でも大きな力に耐える金物

ホールダウン金物です。

 

地震力により柱が浮き上がるのを防ぐための金物で10kn~40kn(≒1トンから4トン)の引き抜きに耐えます。

耐力に応じビスやボルトの本数が変わります。

 

写真の金物は30knタイプでホールダウンの中でも大きめな金物です。

これが必要なところは建物の角で上の階にも下の階にも耐力壁のある重要な場所となります。

 

ボルトは16mmで基礎の中に埋め込まれます。

土台を貫通し基礎と柱を直接結び付けます。

土台から柱が外れるということがない仕組みです。土台から万が一柱が外れるとその場で地震力に対抗することができなくなり建物が崩壊します。

たとえ建物が損傷しても崩壊はしない(人の命は守る)という考えです。

柱にビス止めされていますがビスではなくボルトタイプもあります。

このビスも専用ビスで何でもいいわけではないので注意が必要です。

正しい仕様で使うことで耐力を保証します。

 

 


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