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構造金物特集その四

今回は構造金物の中でも大きな力に耐える金物

ホールダウン金物です。

 

地震力により柱が浮き上がるのを防ぐための金物で10kn~40kn(≒1トンから4トン)の引き抜きに耐えます。

耐力に応じビスやボルトの本数が変わります。

 

写真の金物は30knタイプでホールダウンの中でも大きめな金物です。

これが必要なところは建物の角で上の階にも下の階にも耐力壁のある重要な場所となります。

 

ボルトは16mmで基礎の中に埋め込まれます。

土台を貫通し基礎と柱を直接結び付けます。

土台から柱が外れるということがない仕組みです。土台から万が一柱が外れるとその場で地震力に対抗することができなくなり建物が崩壊します。

たとえ建物が損傷しても崩壊はしない(人の命は守る)という考えです。

柱にビス止めされていますがビスではなくボルトタイプもあります。

このビスも専用ビスで何でもいいわけではないので注意が必要です。

正しい仕様で使うことで耐力を保証します。

 

 


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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