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構造金物特集 その七

ホールダウン金物(埋め込み完了)

真ん中の太いのがM16の埋め込みホールダウン金物

両サイドの小さなボルトがM12のアンカーボルトです。

アンカーボルトは基礎から土台の厚さ程度立ち上がり、土台を基礎に緊結します。

土台が地震力などで基礎から浮き上がり、外れることを防ぎます。

 

この写真でよく分かるようにホールダウン金物は土台を貫通して基礎と柱を直接緊結します。

柱の引き抜き力を基礎から直接拘束しようというものです。

仕上がりは下の写真みたいになります。

 

プレートを介して写真のようにビス固定のタイプとボルト固定のタイプがあります。

ビスも構造用ビスと言って専用ビスとなります。

ボルトのほうが本数は少なくて済みますが柱の断面を欠損するので個人的にはビスのほうが良いと考えています。

このビスの本数によりまた引き抜き耐力が変わります。

 

ホールダウンをどこに付けるのか、簡単に言えば建物外周の角部分です。

建物が揺れた時に浮き上がりが生じるのが建物の端部だからです。

実際には仕様規定による判断か、許容応力度計算などによりその位置と設定強度は決まります。

 


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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