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構造金物特集 その八

金物ではありませんが、構造部材ということで

スペーサーブロック70mm

基礎の土間配筋、近年は建物の下すべてを基礎と考えるべた基礎が主流です。

柱の荷重を受けるだけの束建て基礎や土台の下だけに作る布基礎はほとんど見なくなりました。

べた基礎は沈下に対して安全マージンが見込まれるので地盤にかかわらず採用されています。しかしながら地盤の良いところでは布上の基礎でも強度を保つことは可能です。

 

でこのブロックの目的は土間の鉄筋を地面から浮かすこと。

ポリエチレンシートで湿気は遮断されていますが鉄筋が土間にくっついてしまうと予定している強度が出ないばかりか、錆による腐食が進行し強度が保てなくなります。

鉄筋は鉄なので空気と水分に触れれば錆びます。

錆びると膨張しコンクリートを破壊したり、クラックの原因となります。

コンクリートは強アルカリ性なので鉄筋がコンクリートの中にある限りは錆びることを防いでくれます。

土に接する部分は最低60mmのコンクリートの厚みが必要です。

コンクリートのアルカリ性も長い間には外側から中性化して行きますので中に鉄筋を隠すことは大事です

 

また引張力主に負担するため土間の下にくっついていてはその強度が生かされません。

そのような理由からこのようなスパーサーを介して鉄筋を浮かせるのです。

土についていたら絶対にダメ、やり直しです。

 


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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