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耐震等級認定をとる意味2(制振・免振)

制振構造・免振構造を取り入れるときの考え方

 

前回お話しした(剛性ばかり追わずに柔、いなすことも考える)という考え方で行くときに制振装置や免震構造が頭に浮かびます。

制振装置はゴム製ダンパーやスプリングなどにより揺れを吸収し建物の損壊を防ぐことが目的でこれは柔、(力をいなす)ということになります。

そして免振は建物を浮かし、地震力そのものを建物に伝わりにくくするという考えです。

制振装置については評価され実際に取り入れる建物も増えてきましたが免振は住宅においてはまだ確立された工法ではありません。

免振が完璧に成立してしまえばそれこそ基準法でいうところの耐震性能は必要なくなってしまいます。

 

制振構造・免振構造を取り入れるときの考え方として

順番としては

制振構造・免振構造は耐震性向上の先いあるものではなく、あくまで耐震性(剛で耐える力)を備えたうえでの柔の考えを取り入れた処置であると考えます。

免振はともかくとして制振構造だけに強度を託してはいけない、あくまで補助として考えることが大切です。

 

必要な強度が足りないけど制振装置を付けるから大丈夫はダメ

制振装置を付けたからといって耐震等級は上がらない等級1は1のまま

 

まとめ

耐震等級は3が最高

4.5は無い

3以上を求めるなら剛より柔の考えで制振を考える

制振だよりはダメ。

 

ここだけのお話し

当社の建物には制振装置が組み込まれているので強度が高いですよ

には要注意

 

 

 


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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