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手刻みの現場

手刻み

一般的には少なくなりました。

新築住宅のほぼすべてといっていいくらいPC入力からのマシンカットが主流です。

プレカットといいますが昭和50年ぐらいから始まり瞬く間に広がりました。

 

プレカットの良いところ

加工が早い

=全体工程が早くなり請負代金の入金が早くなる。

=仮住まいななどの期間が少なくなり負担が減る。

=加工費が手刻みに比べ安くなる。

複数のチェックが入り間違いが少ない。

安定した加工品質(加工の標準化)

 

プレカットの良くないところ

複雑な加工ができない

材そのものの持つ特性を活かせない、荷重を受ける面の選択や、見える面の選択などができない。

丸太や太鼓梁など個性的な材が使えない。

工場任せになり材が選べない。

 

手刻みの良いところはプレカットのほぼ逆です。

素材の個性が活かせる。

複雑な加工ができる。

 

良くないところは

時間がかかりコストが上がる(良くないとは限らないけど)

大工さんの持つている知識と経験、技が頼り、人により差が出る。

 

また建築の文化という観点からは手刻みも残していきたい技です。

継承できないと消えてしまいます。

何とか工夫して一部でも手刻みは取り入れていきたいと思います。

 

今年の秋口から手刻みの現場始まる予定です。

 

 

 

 


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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