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珪藻土のカビ対策 調査と改善策

築年数は10年

珪藻土のカビに悩まれ、アルコールなどで除菌しているが根本的に何とかなるものでしょうか?

床下や室内の木部にもカビが出ます。

 

というお悩みのご相談をお受けし、現地を確認し、改善策などを検討した報告書を提出させていただきました。

 

建物周囲の確認から、床下確認、室内確認を行います。

もともと湿気が多い立地条件で西には用水、北は開けていますが、南はなだらかですが山間の斜面で表層の地下水が多そうな立地でした。

 

床下は防湿のコンクリートが施工されていますが、建物周囲は物が多く、通気口をだいぶ塞いでいました。

 

室内は珪藻土にカビが発生、室内木部にも白カビが発生、床下木部にも白下部発生という状況ですが、根を張るほどではなく、拭けば簡単に落ちる状況です。

 

床下の原因は換気不足ともともとの立地としての問題。

改善策としては物を建物に接しておかないようにお願いしました。

白カビは一度アルコールでふき取り、様子を確認し、また出るようであれば床下に湿度センサ付きの換気扇なども有効であることお伝えいたしました。

 

室内木部と珪藻土のカビは材料の性質上湿度が高い時は湿気を吸い、湿度が低くなれば法室するわけですが、放出が追い付かず、飽和状態が続いているところにほこりなど度一緒にカビの胞子が付き、広がります。

 

ビニールクロス面にはカビが発生していない状況が確認でき、湿気を吸わない素材であればカビが出ないことからもわかります。

 

改善策としては空気がこもりやすい部屋は室内開口を新たに設け、通風をよくすることと、珪藻土はあきらめ、アルカリ成分の高い漆喰などに塗り替えることもお勧めいたしました。

 

珪藻土に関してはカビが出るというお話をよく耳にします。

湿気を吸収放出する特性はよいのですが、吸収放出のサイクルが上手くいかず、湿気を常時ため込むとカビが出ます。

換気通風をよくすることと、空気がこもりがちなところには使わないほうが無難です。

 

素材の特質を見極めて上手に使っていきたいです。

このような現状調査から改善案などのご依頼もお受けいたします。

お困りごとはご相談ください。

 

 


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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