バルコニーを快適に 01  2013.5.23

 

バルコニーを快適に 01

 

バルコニーは今や大概の家についています。特に防水性能がよく雨漏れの心配が少ないFRP防水が普及してからは当たり前のように2階の部屋の前にはバルコニーが付くようになりました。

しかし多くのバルコニーのサイズは奥行が3尺(芯芯910mm)のモジュールの中でつくられています。

 

 

 

わずか80cmに満たない奥行で何が出来うるかというと「洗濯干し場」と「エアコン室外機置き場」ですね、実際にこの二つの機能は重要なので最初からバルコニーの役割はこの二つと決めている方も多く、日当たりさえよければ特にバルコニーにそれ以外の機能を求めない人も多いようです。

 

でもバルコニーは本来豊かな暮らしに役立つ空間です。特に2階で過ごす時間が多い暮らし方の人や、2階がリビングの家などではなおさらです。窓を開け、風を入れ、外にちょっと出てみる。

物干し行為だけではない活用の仕方が暮らしを豊かにしてくれます。

 

洗濯意外に使えるバルコニーに必要な奥行は最低6尺(芯芯1820mm)以上になります。

小さなテーブルとイスが置けて、外部からの視線が気にならず、風が入る手すりや腰壁が必要です。

 

バルコニー―の床もくつろぐためには重要なポイントです。

味気ないFRPではなく、防水の上に木製のスノコを敷くと素足で出られ快適になります。素足で出るバルコニーの場合は最低限雨掛かりを避け、深い軒の出で床が汚れるのを防ぎたいところです。

 

スノコは2階の床とバルコニーの段差を解消するためにも有効です。

フラットな状態でバルコニーに出られれば、とても快適になり、今日のランチはバルコニーでということも楽しめます。

深い庇が取れない場合はオーニングなどでも対応できます。

 

部屋とバルコニーは段差があるのが当たり前では無く、工夫次第で快適なバルコニーをつくることが出来ます。

 

注意したいのはスノコで床を上げる場合は当初から計画し、手すりの高さを決めておくことです。

手すりが低すぎると落下の危険があるので注意しましょう。

 

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