家づくり どこに依頼する02 工務店の場合

家づくり どこに依頼する02

 

工務店の場合

 ハウスメーカーが多種多様なように、工務店もまた多種多様です。

展示場展開していない規模の工務店ではいったいどのような住まいを提供してくれるのか外からではよくわからないのが実態です。


 ハウスメーカーと工務店の大きな違いは明確ではありませんがイメージとしてはハウスメーカーは商品を開発し販売する会社で施工は多くの場合、系列の施工会社や下請け業者が受け持ちます。


 対して工務店の場合は直接工事を行う、どちらかと言えば商品の開発などよりは施工の専門家と捉えてほぼ間違いはないと思います。


 大手になれば工務店と名乗っていてもハウスメーカーと変わらない企業規模のところもあり、小さなところでは個人の大工さんでも工務店と名乗っていますので本当に多種多様です。

 

 ハウスメーカーも実際は地域の工務店と連携し住まいをつくることが多く見受けられます。

このように施工のプロとしてのイメージが強い工務店ですが、最近ではデザインに力を入れたり、地域密着のメリットを生かし品質の高い建物を提供しているところもあります。



 メリット

その工務店の得意とする家づくりが気に入ったのであれば納得のいく住まいがメーカーに比べれば手ごろな価格で手に入りやすい。


また商品開発や展示場、営業マンなどの販売経費が少ないので建物に対する直接費用が多くかけられます。


地域の材料をつかったり、その地域に相応しい住まいのつくり方を提案してくることが期待できます。


技術的にこだわりのある工務店も多くハウスメーカーではできない伝統的な住まいづくりが可能になる場合が多くあります。


 デメリット


 宣伝広告を行っていない行っていても間口が狭いためどのような家づくりを行うのかが不明確

 手仕事や伝統を重んじるが性能や新しい技術や商品に対して積極的ではないところが多い。

 不得意な仕事では良い結果が生まれにくい。

会社規模が小さなところが多くアフターや保障面で不安が残る。

 

ではどのような方に工務店は合っているのでしょうか。


1:大工さんや職人さんと顔を合わせ、家をつくる時間を楽しみたい方

(多くの場合工務店は地域の職人さんです。コミュニティーとしての人間関係も生まれるかもしれません。)

 

2:コマーシャルや展示場にかかる費用負担なんてしたくない。私の家に私のお金を使ってほしい方

(ハウスメーカーと違い営業経費は格段に安くなるのもメリットです)

 

3:地域の材料や良質な材料を自分で見て選びたい方

(材料などにある種のこだわりがある方には向いています)

 

4:商品として他にも建っているものを買いたくない方

 

5:全国一律の家に違和感を感じる方

(工務店は地域蜜着が特徴です、その地域をよく知る会社が暮らしやすく作ってくれることが期待できます。)

 


ハウスメーカーのように展示場を持たない工務店がほとんどですが、建てた家はあるはずです。

一軒とは言わずたくさんの建てた家を案内してもらいましょう。工事中の現場を見ることも大事ですが、生活している家を案内してもらい。生活している方の苦労話などリアルな意見を聞いて見極めることが大切です。

 

また、アフターや工程などが書類として出てくるのか、しつかりした管理ができる会社なのかなど見極めるにはやはり複数の工務店と話をしてみることが必要です。

 

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家づくりどこに依頼する3に続きます。


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