家づくり どこに依頼する 03 設計事務所の場合

設計事務所の場合

 

最も分かりにくい依頼先かもしれませんね。

判り易くなろうと努力していますが・・・

 

ハウスメーカーにも工務店にも設計の担当者はいます。社員としていない場合でも設計業務は住まいづくりには欠かせない業務ですので外注という形態であれ責任のある設計者は存在しています。


 ここでいう設計事務所は一般の方を対象に家づくり全体をコーディネートできるプロのことをいいます。

 

 設計事務所は設計をするだけ。と思われている方も多くいますが、設計事務所は設計から工事、引き渡しまでお付き合いし、全体をコーディネートすることが仕事です。

 

工務店を決める際も見積もりチェックから、適正価格の判断など契約の助言に始まり、契約内容の確認なども行い、建て主さんの代理人として機能します。

 

 工事中も専門的な視点から、工事を管理し、図面通りにつくられているか、材料は適正かなどを確認するのが仕事になります。




メリット

 オリジナリティーが高く、他にない個性的な間取りやデザインが可能になる場合が多くあります。


 個人住宅を得意としている事務所では、ハウスメーカーのような営業や、工務店のような工事は行いません、その代り設計という仕事に関してはのプロなので比較的知識も豊富で対応力があります。


 独自の考えのもと構造にこだわりがあったり、独自のスタイルを持っていたりしますので相性が合えば素晴らしい住まいが出来上がる可能性が高くあります。


 工事で利益を上げる目的が無いため、第三者として品質の管理が行いやすくなります。


デメリット

 個人的な事務所が多く、情報がよく出されていないためどのような仕事をするのかが不明確な場合が多いです。


また、住宅をメインに扱う設計事務所は個人によるところが多く、得意不得意がはっきりしています。

 

 商品として住まいを捉えていないためオリジナリティーが高いぶん設計時間に時間がかかり完成までの時間も長くかかるのが一般的です。


 施工が別なので図面完成から工事見積もりまで工事金額が決まるのに時間が掛かります。


 工務店選定にも時間が掛かります。


ではどのような方が設計事務所との家づくりにあっているのでしょうか?

 

1:オリジナルな間取りにこだわりたい方

(ほかにないあなただけのオリジナルな間取りが可能になります。工事の都合やメーカーの都合に合わせることなく、建て主側の視点で全てが進められます。)

 

2:個性的なデザインにこだわりたい方

(標準仕様やメーカーの決まりに左右されないので個性的なデザインが可能です)

 

3:自分の代理として工事をまとめてもらいたい方

(工務店直接は少し不安、工務店は常にチェックの目にさらされます。だれかしっかり管理してくれる人がほしい方には最適です。)

 

4:適正価格で家を建てたい方

(複数の工務店から同じ図面で見積もりが取れ、適正価格で発注できます)

 

ハウスメーカー、工務店よりも独自性があります。

 

キーワードで選択し、(たとえば、デザインであるとか、地域性であるとか、構造、素材、ポリシー)自分の求めているものと合致する事務所をピックアップし直接会ってみましょう。

 

実際に住んでいる家を見せてもらうのはもちろん必要なことです。それも一軒では無く、複数みることで見えなかった部分も見えてきます。

 

もっとも相性が大切な依頼先です

相性が合う事務所との家づくりは他の依頼先では味わえない楽しみがあると思います。

設計料も話から総予算の話など依頼する前にじっくりお話しすることが必要です。

 

 

関連コラムもご覧ください。  家づくり雑学

 

土地から求める家づくり

 

建物の価格

 

エコ住宅のつくり方


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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