5・自然素材の住まいがエコなのではない  

自然素材の住宅=エコな暮らしに対する違和感

 

 

 自然素材をたくさん使った木造にしようと、コンクリート住宅にしようと、鉄骨、プレハブにしようと実は長い目で見ればCO2の排出量に大差はないのです。

 

 もちろん製造時のCO2排出量は圧倒的に地域材の木造が少ない。

コンクリートや鉄が製造時にCO2を大量に排出するのに比べ木自体は成長時に逆にCO2を吸収し固定化してくれます。

 

 プラスに対してマイナスの素材なのだからその差はすごく大きく、しかも地域材であれば輸送にかかるCO2も極端に少なくて済みます。

 

「長い目で見ればCO2の排出量に大差はない」

というのは「生活」の事であり、製造時のCO2の排出量など簡単に20年30年の「暮らし方」で逆転してしまうということなのです。

 

 どのような家に暮らそうとエコな暮らしとは家の素材や工法の前に、エネルギーをできるだけ使わない「暮らし方」が大切だということです。

 

 環境から見たときに自然素材の家に住んでいるからエコロジーなのだという言い方は少し違う、エコな暮らしはふんだんに自然素材を使うことではないのです。

 

エコな住まいのポイントは2

〇それはできるだけ省エネな建物にする。

〇使うエネルギーをできるだけ再生可能エネルギーにする。

 

 自然素材の家がエコなのではなく、エコな暮らし方に自然素材の家が相応しいということなのです。


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歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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