ときがわ町 山の上のテラス
むかしは鉱泉宿で栄えたところらしいです。
ここを取得してピザをメインにしたオーガニックでペット同伴大歓迎のレストラン
と住まいをご依頼いただきました。
山なので当然斜面、最近は斜面ばかりですが今回は建物が建つところは平坦なのでほっとしています。
とはいえ片側は崖地、片側は土砂災害危険区域に隣接で建てられる場所は限られます。
現地実測も測量事務所に依頼して高低差測量から高低差がある敷地の場合は事前の現況把握はとても重要です。
今回も敷地の特徴を生かしたプランニングを考えたいと思います。
せっかく住まいをつくるのだからその素材を勉強してみるものいいと思うのです。
素材は意外に身近でつくられています。
例えば天井や壁に使う紙や構造の基本となる木材
今日は打ち合わせもかねて和紙工房で和紙のお勉強と製材所で製材の仕組みや木材調達の方法など専門家のお話が聞けました。
みなさん説明したがります。
プライドあるし,知ってほしいという思いがあります。
地域の素材を使うということは地域に仕事が継続でき、文化が継承できるということ、なにもそこまで考えて家をつくることはありませんが、自分の住まいつくりがそこにつながるのであればそれもいいことだし、お手伝いしたいなと思います。
素材は身近にあり。なのです。
建設予定地がときがわ町で建物もレストランなので打ち合わせはときがわや小川町方面のカフェなどをお借りしています。
今日の打ち合わせステージは越生町の「縁側カフェ」さん、家具をたまに依頼させていただいている手作り家具工房 季の木さんがセルフビルドで改修した古民家カフェです。
レストランの建設予定地にも建物はありますが完全に廃墟で使い物になりません。
解体して新築でのオープンを目指しています。
諸事情により土地購入は地主さんと合意していますが契約には至っていないため、設計も覚書としての約束で正式な契約は後日となりますが、事業融資を受けるために計画は進めないといけないという状況です。
よくあることですが一つ一つ順を追っつていくと時間がかかり負担になります。
できることは先に進めるのがよいと思います。
プランの打ち合わせは2回目、進むべき方向性が出てきました。
現況測量
敷地の条件を把握しなければ設計はできません。
なかなか個性的な土地です。
平らな土地と比べてこのような土地は正確に高さをとらないといけません、崖の角度や高さから建物を離さなければいけない距離や、崖崩れに対処する方法などを検討するためです。
斜面はその土地の個性なので個性を活かすプランができるととても土地に映える建物ができますが、なかなか苦労が多いのも確かです。
岩盤なのでしっかりした崖地です。
高低差と高さを把握しましたのでプランが進められます。