毛呂山町 畑を楽しむ平屋の住まい

60歳からの住まいづくりの記録 2021.07

埼玉県西部比企郡毛呂山町 

 鎌北湖から流れる川がすぐ目の前の土地を求めました。

都内からの移住です。

庭で畑をやりながらのんびりと暮らしたいという60歳からの家づくりです。

 

2人暮らしにちょうどいい20坪程度の平屋になります。

できるだけ自然な素材を使い、開放的でエネルギー消費が少ない住まい、尚且つシンプルにそんなご希望です。

 

朝から夜への時間の移り変わりや季節の移り変わりが肌で感じられるような住まいにしたいと思います。

 

既存住宅地で古屋があります。

解体しての土地の引き渡しとなります。

 

60歳からの住まい

郊外ならば平屋が良い

平屋の良いところは移動が楽、移動とは家事であり、介護であり、避難であること。

自分で手の届く範囲が多いのでDIYがしやすい。

メンテナンスコストが低い

必然的に地震や風に強い

 

平屋に限ることではありませんが、60歳からの住まいで気を付けるのは、廊下を作らない。基本移動は部屋から部屋へ

狭い廊下は万が一、車いすなどになったとするととても不便

トイレは洗面浴室と銅市空間又は隣接としておくのが良い。

可能な限り引き戸で仕切る、引き戸は簡単に取り外せて介護の時などは外してしまうととても楽。

駐車場や道路から直接入れる入り口が玄関以外に一つ欲しい、できればリビングなどの大きな開口から出入りできると何かの時にとても助かる。

 


屋根断熱 2022.1.31 屋根上から断熱施工

屋根断熱

 

上棟後すぐに天井を仕上げてしまいます。

天井は梁の間に上からの落とし込みとなります。

なので断熱工事は屋根上からとなります。

 

 セルロース断熱は圧力をかけ20cm吹き込みます。下から見ると天井板が見えます。

この板の上が断熱層となります。

監理の確認事項としては規定の圧力での吹込みがなされているか、施工状況はどうかなどの確認となります。

適正な施工であることを確認しました。

屋根断熱は屋根した空間の自由度が高まるので空間を大きく使えるメリットがあります、また専門業者の施工になるので施工精度に期待が持てます。

 


上棟 2022.1.27 よき日に晴れて上棟を迎えられました。

上棟

 

地域の材料の杉桧を地域の大工さんが手で刻む、昔からのつくり方です。

大工さんが材料を見ながら使う場所を決めていくので、材の良いところが引き立ちます。

特に構造材が室内にそのまま表れてくるつくりではとても有効で、材が適材適所に使われます。

今回改めてその良さを思い出させてくれました。

 

外周部はしっかりと断熱を施工し、室内はオープンに暮らせるそんな暮らし方になります。

 


板壁に植物性オイル塗布 2021.12.16 晴れ

外壁板壁のオイル塗装セルフ

 

外壁に使う杉板にオイルを塗りました。

使用したオイルはプラネットカラーの植物性オイルで、このオイルは植物原料なので刺激性も少なく素手でも大丈夫、手がすべすべになります。

耐久性としてはケミカル系の保護塗料の方が持ちはいいのかもしれませんが、平屋で自分の手が届きメンテナンスしやすい住まいであれば安心できる素材を使いたいと思います。

みんなでやると楽しいし早い。

約150枚午前中で完了!

 

杉板は180mm幅厚みが21mm これを縦張りで目板で押さえます。

今回は手刻みなので大工さんお加工場で搬入された構造材も確認できました。

棟上げは年明け1月の中ほどの予定です。

 


基礎工事の確認

 

確認を兼ねて現場で打ち合わせ

基礎ができると部屋の位置がイメージできて話がはずみます。

鉄製の枠を外すとコンクリートの基礎が現れますがまだ外せません。

コンクリートには養生期間というものがあり、振動や衝撃を与えずに硬化を待ちます。

 

この基礎は基礎断熱を施していますので内側の青いボードが断熱材です。

床下も室内と同じ環境になる施工方法です。


2021.1116 基礎コンクリート前の配筋検査でした。

基礎工事です。

コンクリートを施工すると鉄筋は見えなくなってしまいます。

図面の通りに施工されているか確認し記録に残します。

瑕疵担保保険の検査も受けます。

施工者ももちろん自身で確認はしますが第三者の目で見ることが大切です。

 

基礎はコンクリートだけで成立しているのではなく鉄筋と一体となり成立します。

圧縮強度はコンクリートが負担し、引っ張り強度は鉄筋が負担します。

鉄筋はその配置間隔や太さ(鉄筋径)を荷重計算により求め決定しますので、図面の寸法と照らして確認していきます

また繋ぎ部分の重ね長さなども重要な計測ポイントになります。

 

指示通りに適正な施工であることを確認できました。

施工お疲れさまでした。

 


2021.1031 丸太の皮むきをしました。

ときがわ町の森林組合さんお場所を借りて、建て主さん 大工さん 製材さんで皮むきを楽しみました。

 

あいにくの小雨降るときがわ町でしたが、無事に桧丸太の皮むきができました。

ピカピカの磨き丸太の完成です。

これ1本仕上げるのに4人で約2時間かかりました。

 

この柱はリビングとダイニングの中間にこの家の主のように立つ予定です。

まだ使うのは先ですので背割りを入れて水分が抜けて自然乾燥するのを気長に待ちます。


2021.1020 土入れ 認定低炭素認可

この地域の特徴で表層に礫が混じります。

 

 この地での生活で楽しみなのが家庭菜園、礫交じりの土を畑にするのは大変です。

というわけで少し低かった地盤を30cmほどかさ上げし、礫交じりの土は建物の下にして

 畑になる部分には良い土を運んで入れました。

ついでに駐車場になる予定のところには砕石も敷き込みました。

このようなことは工事に前もって行うと後が楽になります。

砕石の駐車場は工事での便利に使わせていただきます。

 

許認可は確認許可も取得し、認定低炭素の認定も受けました。

もうすぐ着工です。


2021.0722 2回目の勉強会

住まいを計画するこの機会に素材のことや住まいに使われる部品なども勉強してみるものいいと思います。

 

地域の素材を学びましょう。

木材:気を育てる文化や乾燥の方法など学びました。

製材:丸太から柱を製材する過程を見学しました。

和紙:原料から漉き方など勉強しました。

建具:建具に使われる木や作り方なド勉強しました。

太陽光パネル:省エネで暮らす手法や将来的な住まいのエネルギーのあり方など勉強しました。

まだまだありますが、2日に分けて勉の勉強会でした。

ガイド役の私も改めて勉強になりました。

 


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