9・あいまいな間取りのススメ 

何LDKで間取りを考えない

あいまいな間取りにのすすめ

 

 nLDKで始まり、小さな個室ばかりが廊下でつながる家は面積ばかり大きくて、ゆとりが無く暮らしにくい、将来の暮らしの変化に対応する可変性にも乏しく、捨てられる家になりがちです。

また、個室が多ければ、エアコンなどの設備も増え、工事費が上がり、光熱費も高くなります。

 

 賢い間取りのキーワードは可変性と曖昧さ、可変性を持たせるためにはしっかりとして構造計画のもとに、取り外せる間仕切り壁を考えることです。

 

 子供が2人いれば個室が2部屋必要と多くの人が言いますが、本当に必要なのか突き詰めて考えてみることが大切です。

 

 今現在幼児である子が個室を求めるのはまだ10年は先の話です。今必要でない個室は物入れと化し、換気も悪く無駄な面積となります。

将来簡単に間仕切りが出来るようにあいまいに広く使い、必要に応じて仕切る。そして子供が育った後はまた元に戻して使う。

子供が巣立ったあとは、元の空間に戻してもいいですね。

 

 これは一つの例ですが、このように子供部屋という機能に縛られることなく、あいまいな部屋の使い方が生活の変化に対応でき、建築コストを落とすことにもなります。

 

 

 書斎がほしいお父さんも多いですね。

ただ経験上、寝室の片隅になどにしつらえた3~4.5畳程度の書斎はほとんど使われることが無く、物置と化します。

 

 部屋と部屋をつなぐ廊下をやめ、ホールとして広い空間が確保できれば書斎となる空間は確保できます。

 

 また、リビングの片隅にみんなで使える書斎コーナーをつくるのも使いやすくなり、家族が集まる時間が増えます。

お父さんが使いたいときは家族で時間を決めて使うこともできます、リビングの音が気になるようであれば、家族に協力してもらい、ルールを決めることもいいですね。

 

 個室がほしいというお父さんと話してみるとほとんどの方は、隔絶された空間がほしいのではなく、「居場所」=自分の「縄張り」がほしいだけなのがわかります。

もちろん家で仕事をする関係の方などはまた違います。

 

子供部屋は相部屋とし、使い方は子供たちに任せる。

立ち入るときは親もノックをする。

家の中で鍵はかけない。

リビングで誰かが勉強を始めたら、だれかがTVを消す。

 

 家族の中でルールをつくり、約束事を交わすことで、面積を節約でき、予算が圧縮できる。冷暖房の効率もよくなり、子供達も早い時期に社会のルールに触れることができる。

 

あいまいな空間の中で日本人的に暮らすという考えを間取りの中に反映させていくことで暮らし方が変わると考えています。


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