一歩先の土壁の家 計画中

土壁

土壁のイメージってどうですか?

外壁が崩れる・・冬寒くて冷たそう・・そうですねあまりいい印象は無いかもしれませんね。

 

本当のところ土壁には断熱性はありません。一般的に住まいに使われるグラスウール断熱材の1/101/13程度の断熱性です。

木材と比べても1/51/6の性能しかないのです。

 

でもいい面もあります。

熱容量といい蓄熱性能が高いのです。

つまりなかなか暖まらないけれど暖まったら冷めにくいという性質で外気温に極端に左右されない安定した室内環境を実現してくれます。

たとえば土でできた土鍋は暖まるには時間が掛かりますが、火を止めてもなかなか冷めません。

 

アルミ鍋は直ぐに暖まりますが火を止めれば直ぐに冷めてしまいます。

冬の朝、暖房を付けなくても昨晩の暖かさがなんとなく残っている。

夏の夜は窓を開けて冷えた空気を窓から取り込めば土壁は涼しさを蓄えてくれます。

 

また、沢山の湿気を吸収し放出してくれるという性質も室内環境には最適な素材です。

では断熱性能はどうするか?

土壁は断熱材としては考えず、土壁の外部側に羊毛や樹皮断熱を施し、外部の温度変化に対応し、土壁には室内環境を整えることに専念してもらったらどうでしょう。

 

土壁はもともと私たちの暮らしに身近な土。水。藁。漆喰、そして人の手でつくられ朽ちれば自然に還る極めてナチュラルな建築材料です。

自然素材による家づくりを進める上で避けては通れないのが土壁です。

 

断熱性能もあきらめない一歩先の土壁の家

 

ただいま計画中


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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