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実際的な土壁の使い方

耐震等級2とか3とか温熱等級とか建物を性能値で評価するシステム的な考えは今後ますます増えてきます。

 残念なことに昔ながらの工法では土壁で耐震性能を上げていくことには限界があります。耐震性能を上げて行きながらも土壁を使う方法は2つあり今の一般的な住まいのつくり方で取り入れることができます。

 

1:外断熱と耐力面材で壁の中をフリーにして真壁として土壁を使う。

2:内断熱と耐力面材+筋交い併用で大壁として土壁を使う。

今回の現場では2番目の大壁としての施工を紹介します。

左の写真が木摺り下地というもので伝統的な手で竹を縄で編んでいく竹小舞と違い大工さんが電動工具で施工できます。

 また竹小舞の場合は壁に取り付けるために通し貫きという竹を留め付ける部材が必要になりそれが耐力的にも効果がある反面、筋交いや面材ほどの数値が出ないので伝統的で理想的な下地ですが普通に使うにはハードルが高くなりすぎてしまいます。

 

 

実際的な土壁の使い方

今回はコラムに飛んでね。


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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