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原寸図と無双窓

 さぼりにさぼりなんと1年半ぶりのブログとなりました。

もう少しこまめにお伝えしていこうと思います!

 

今年の春に竣工した川越三変稲荷の家改修工事

薪ストーブを入れたので薪棚を作りました。

薪棚は既製品のスチールラックを使い簡単に屋根をかけただけです。

薪がこぼれないように両側で支えている板にご注目、図面が書いてあります。

 

 現場では大工さんや建具屋さんが細かな納まり図を原寸(実寸図)をよく書きます。

これもその一つで余った板に玄関引き戸上の無双窓の原寸を書いています。

すでに用はないものですがもったいなくて燃やせないとのこと、なんだかうれしい気持ちになりました。

 

 その無双窓とは換気のための窓で近年は断熱的な弱点や、和のつくりが減ったこと、施工が大変なこと、などの理由で作られることが少なくなり大工さんや建具屋さんでも作ったことのない方が多い失われつつある換気窓です。

断熱機能と換気機能を天秤にかけ今回は採用しました。

 

こんな換気用窓が無双窓 ガラスがない時代からある換気窓

 


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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