2003 鳩山の家 August

Concept

敷地は埼玉県の西部、丘陵地帯に差し掛かる手前の古くから広がる田園地帯の区画整理地内です。
端正な切り妻屋根とし、南面の開口部を十分に確保しました。
骨太な構造で鈍重な印象になってしまうのを避けるため、屋根勾配や屋根材の選択児注意しながらバランスを取りました。

構造は柱勝ちの軸組みとし、角柱は全て土台の上に乗るのではなく基礎の上に直接建っています。

Deta

建設地 : 埼玉県 鳩山町

施 工 : (有) 富樫工務店

構造  : 在来軸組み

外部仕上げ : 陶器平瓦

        壁/ラスモルタル吹き付け(通気工法)

内部仕上げ : 天井/和紙 壁/和紙クロス&杉板

        床/ラジアータパイン15mm

構造材   : 柱/桧 土台/桧 梁/杉 松

        

建物規模  : 敷地面積/300㎡ 延べ床面積/173.24㎡

        1F床面積/105.31㎡ 2F床面積/66.93㎡

 

2012.8.02 10年目の点検に伺いました。

何も手を入れずに来ました。家族とともに成長していました。少し外壁の色味が褪めたような気がしますが、表面の劣化はまだ大丈夫。 建具などの調整や網戸の交換などがすぐに手をかけたほうがいい箇所です。外部木部も初期の塗装が劣化していますが、今後5年間ぐらいでの補修計画を立てて少しづつ手を入れていくことになりました。

建物本体はしっかり軒が出ているので外壁の劣化も少ないですが、軒が出ていない物置の壁はそれなりに劣化しています。玄関ドアなども西日が当たるため中と外では全く違う表情になっています。無垢の建具は少し手を入れれば新品同様になります。

歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

be connected