川越カニヤプロジェクト2021

川越市大正ロマン通り

 

 大正時代から続く老舗の眼鏡屋さん

以前改修デザインをやらせていただきその延長線上に今回の依頼がありました、ありがたくお受けさせていただき、イメージも前回の延長線上で大正ロマンです。

 

敷地は川越の旧市内の特徴をよく表す、ウナギの寝床 間口が極端に狭く奥行きが長い

形状です。

 

既存はコンクリートブロック造3階建て 築50年 雨漏れもひどくリノベーションも検討しましたが躯体の構造耐力を上げるのは困難と判断し建て替えとなりました。

 次の世代につなげるための建て替えです。

 準防火地域で景観地区でもあります。

イメージは大正期の建物、住まいでもあるので目立ちすぎない看板建築とのご要望ですした。

  

これを機会に商売繁盛していただけると嬉しいです。


ファサード ほぼ同じ位置から 左改修前 右今回新築

建物の構造は木造3階建てです。

 

 準防火エリアにあるため防火の規定は厳しく受け木部の現しは室内及び外部とも法的にクリアーできる部分のみとしています。

ファサードや正面のアクセントになる建具は木製ですが、防火壁の取り方の工夫でクリアーしました。

 

 正面意匠は左官仕事とし、小砂利の洗い出しとリシン掻き落としという古風な仕上げとしています。

左官仕事は実は大工仕事の下地作りによって左右されます。

下地で段差をつくったり実は大工仕事に手が込んでいます。

 

 住まいでもあるため出来るだけ控えめな意匠がよいあまり主張しないで、というオーナーの希望もありながら大正時代から続く4代目カニヤに雰囲気が出せたかなと思います。


2階の沿道側も店舗ですが、レンタルのギャラリーとして設計しています。

 


リビングは3階です。唯一日当たりがよく採光が期待できますが、商業地なのでマンションも多く、視線を遮るのはなかなか大変です。

 

床は無垢材、壁は漆喰と竿物天井、アクセントに木部を活かしシンプルな内装としています。

風の抜け道、採光の確保の仕方な度なかなか苦労させていただきました。

楽しかったです。


更新途中でございます。12.16

 

歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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