2011.8 滑川町 平屋に暮らすシンプルな木の家  「雉やまの家」 

おおきな雉が住み着いている滑川の小高い丘の上に平屋のお家が出来ました。

建て主さんとはときがわ町の伐採見学&杉の皮むきイベントで知り合いました。

農振除外から農地転用、開発許可と家を建てる以前の手続きも長くかかりました。 

 

里山に囲まれた小高い丘は、タヌキ、ウサギ、キジ、彼らの領分です。

後から来るものとしては出来るだけその場の雰囲気を壊さぬよう、土地の在りようを乱さぬよう平屋の選択となりました。

土地の斜面と屋根勾配を合わせることで、何年か後に植栽が増えれば斜面と建物は同化し、土地になじんでいくことでしょう。

 

風通しがよく、明るくて、どこにいても家族の存在が感じれれる薪ストーブを使ったシンプルな木の家です。

 

関連コラム:土間のある暮らし

      土間玄関のつくり方


設計中から工事中の様子をご覧ください。 雉やま archve

4年目の住まいを見た頂きました。

 

自然素材の家の4年目はどんな感じでしょうか。

2014.9 雉山の家 表紙と記事になりました。

サンクチュアリ出版


シンプルな木の家 平屋に暮らす 完成写真

外廻り

土間からリビング


自然素材で暮らす。

自然素材の平屋に暮らす
自然素材の平屋に暮らす

自然素材の家に住みたい、近年そう希望する30代.40代の建てぬしさんが増えてきたように感じます。

まだ小さい子供たちを安心できる環境で育てたい。

また自然素材のぬくもりを感じて生活をしたいという方々です。

雉やまの家の建て主さんも自然素材でできたおおらかな住まいを希望されていました。要望はあまりなく、平屋であること、薪ストーブを使うこと、建具は開け放てる引き戸がいいこと、子供たちがのびのび暮せ、将来夫婦二人に戻っても大きすぎない住まい。

大体そのようなことであったと記憶しています。

 

私は土地を見てそのありようを崩してはいけないと感じました、穏やかな丘の斜面を崩すことなく自然になじむ形をとりました、もう少し気が育つと丘と一体になるイメージの平屋です。

プランニングは一筆書きのようなぐるぐる廻れる行き止まりのないプランを提案しました。

どこにいても家族の気配を感じる「一つ屋根の下感」のある間取りです。

風もよく抜け、暗がりのない明るい住まいになりました。薪ストーブの熱もよく回ります。

また薪ストーブの置き場は半屋内的な土間としました。汚れを気にすることなく、自転車を置いたり、泥付き野菜を置いたりするにも重宝するとともに、冬はストーブの熱を吸収し蓄え、夏は室内を冷やしてくれます。

使った杉や桧、漆喰という素材とあわせ、人と自然にやさしい住まいができたと考えています。

 

 


ウッドデッキの楽しみ方

ウッドデッキの楽しみ方

 

リビングからは段差なしでウッドデッキが張り出しています。

家族みんなでゴロゴロできる大きさです。

ここに布団を干すと子供たちは待ってましたとばかりに寝転がり本を読み始める。

夜は星空観測もする。

仲間が集まればここでバーベキューも始まる。

 

デッキは子供たちの遊び場、サッカーボールを転がし、末の女の子は舞台に上がった気分でポーズを決める。

夏になればプールを広げ水しぶきを上げ、素足のまま外も中も駆け回り、叱られても

いつものこととどこ吹く風です。

 

半屋内的な土間といい、ウッドデッキといい、内と外の関係が希薄で、庭を含めた敷地すべてが間取りの一部のようです。

 

デッキ素材:桧 無塗装


子供部屋~廊下・洗面・浴室など

イメージ写真


「外でも家でも楽しく暮らす」

 

 最近ではまた土間の空間が見直され、注目されています。

アーキクラフトでも近年では2件ほどの本格的な土間の家を設計しています。

撒きストーブを置いたり、自転車の整備をしたり、日曜大工や野菜の保管など多目的に使われています。

 

失われてしまったものが見直されている背景を考えてみると、「暮らし方の変化」が見て取れます。

 

少し前までは世の中が忙しく、「外で働き、家ではくつろぐ」という生活が当たり前でしたが、「外でも家でも楽しく暮らす」家での過ごし方の多様性が時間のつくり方ができるようになってきたのだと思います。

 

その時間の中で「土間」は注目されています。一年の1/3程度が雨の日本で、雨の日でも屋外的に活動でき家族と楽しめる機能的な場所なのです。


毎年恒例OB会会場としてお借りしています。2013風景

Deta

建設地   : 埼玉県 滑川町 市街化調整区域

施 工   : 盟章建設㈱ 上尾市堤崎444-18 代表高橋 秀彰  

木 材   : ときがわ木材 ときがわ町田中409 代表田中進   

構造    : 在来軸組み

外部仕上げ : 屋根/ガルバリウム鋼板(通気工法) 壁/ラスモルタル吹き付け(通気工法)

内部仕上げ : 天井/杉板 壁/漆喰ローラー仕上げ&杉板 床/杉板36mm

構造材   : ほぼ全て地域材にて調達(ときがわ町山林)

        柱/杉&桧 土台/桧柿渋塗り 梁/杉&桧

建物規模  : 敷地面積/499.96㎡ 延べ床面積/138.95㎡

        建築面積/159.06㎡ 住宅床面積/115.77㎡ 車庫床積/23.18㎡

設計期間: 2009 5月11日(設計契約) ~ 2010 820日(地鎮祭) 約14ヶ月

 

工事期間: 2010 820日(地鎮祭) ~ 2011330日(引渡し) 約6ヶ月半

 

土地条件

土地は奥様のお父様の所有する農地を親族として譲り受け、市街化調整区域に居住する親族のための自己用住宅として開発許可・農地転用(許認可約6ヶ月)を経て建築に至る。


設計中から工事中の様子をご覧ください。 雉やま archve

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