日々の暮らしは暮らしなれたこの町で 60歳からの建て替え

簡素な無垢材の家

60歳からの、譲れぬこと、諦めることを見極める終の住まい。

また、価値ある住まいとすることでサードステージも視野に入れる。

次の世代に残す、売却、賃貸、その時にできるだけこの家には働いてもらいたい。それが住まいの価値なのではないかと考えます。

付けたり足したりよりは引いていく潔さ

新築時からすでに断捨離

いろいろな素材を使ったり、柄模様がカラフルな壁紙を楽しむことも人それぞれ、よいとか悪いとかではありません。

確かに言えるこことはシンプルであればあるほど仕事は丁寧になります。

また空間がシンプルであれば調度品が引き立ち・カーテンや家具・絵画・住む人さえシンプルな空間では引き立ちます。

シンプルとはミニマムやチープではなく、無駄を省いた機能美です。

シンプルな空間で少しだけすっと背筋が伸びるようなそんな空間を目指しています。



空間の広がり、物語が始まる。

空間の広さ狭さは床の面積だけでは決まらない。

床が広がらないのであれば上に広がる、開いて広がる。開けたり閉じたり気持ちも広がる。

「この梁が屋根を支えてね、またこの梁は下の梁に支えられ、さらに柱に刺させられているんだよ。この木はね山に行って伐ってきたんだ。」

そんなお話し、家の物語を話していただきたい。そう思います。お孫さんが引き継ぐかもしれません。

家づくりの仕組みが見えるって楽しいし、安心感につながると思うのです。

これも「価値あること」なのだと考えています。



歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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