May 2011 「御宿の家」 onzyuku tiba

 
初めてお会いしてから3年目の竣工です。永らくお付き合いいただきありがとうございました。
また今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
まだ外構が残っていますが少しづつ住みながら成長していく予定です。

関係各位のご協力に感謝いたします。

Concept

NPO間伐材有効利用の取材でお知り合いになったお客様
建設地は御宿、お住まいは横浜、私は川越、大きな三角形での打ち合わせは主に新宿OZONにアーキクラフトがシェアしている打ち合わせルームを拠点に行いました。

 

住まいとは、住まう人の価値観や歴史的事実を外に向かって強く主張すべきものでは無いと思います。
住まう人の肉体や精神、夢、価値観などが微かに散りばめられ、雨露をしのぐ現実的な役目とともに、生き方の好みとか社会への興味の持ち方、価値観が少しだけ加味された形となって具現化する。
そのようなものであると思います。
虚飾は必要なものではなく、シンプルであればあるほど内包する精神は自由になり多くのこだわりから開放されます。
御宿の海の見える高台で海や山などの色彩、風、光と自然に調和するシンプルな家を目指しました。
また、家はときたま住む人を差し置いて自分自身を主張する場合があります。
そうならないよう、住まう人と一体となり、同化することを願っています。

Deta

建設地 : 千葉県 夷隅郡 御宿町 御宿台

施 工 : ㈱アイホーム 夷隅郡御宿町久保2164-1 代表 井上喜一郎

 

構造  : 在来軸組み

 

外部仕上げ : 陶器瓦(垂木間通気工法) 壁/ラスモルタル吹き付け(通気工法)

 

内部仕上げ : 天井/土佐和紙&杉板 壁/漆喰コテ仕上げ&杉板

        床/ラジアータパイン15mm

構造材   : 柱/杉&桧 土台/桧 梁/杉&米松

        

建物規模  : 敷地面積/329.83㎡ 延べ床面積/133.51㎡

        建築面積/79.38㎡ 1F床面積/69.86㎡ 2F床面積/63.65㎡

Photo gallery

歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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