~April 2012 東大宮「野の花」 higasioomiya Saitama

できる限りアレルギーに配慮した住宅となります。

 

地域材を地域で使うNPOモクイエからアクセスいただき、お知り合いになりました。

 

合板不使用・石油系由来の物資も最大限排除し、半世紀前の家を今の技術で造ります。

膠・でんぷんのり等を見直してナチュラルな家を造ります。

それでいて建て主さんの好みは「かわいい家」キーワードとして「和」や「木」では無いんです。

建て主さんも建築士なので建て主とコラボみたいな楽しい?設計になりそうです。

 

 

~2013.8.03  今日はクリーニング 内部はほぼ終わりです。

壁はほぼ全て漆喰

床板は全てサワラの30mmを使いました。

天井は全て和紙です。

新築なのに世間でよく言われる新築の匂いはしません。

 

家具や建具もすべてサワラでつくりました。建具の金物などは建て主さんからの支給品です。

~2013.6.10 メインの階段取付中

メインの階段取付です。

 

2階がリビングの場合と、1階がリビングの場合の階段は違います。

寝室や個室に行く階段はプライベートな感覚でもよいと思いますが、2階がリビングの場合は玄関と同じ、パブリックな場所であることを意識することが大切です。

~2013.5.01 階段その他 造作工事進行中

階段です。

階段材もサワラを使います。

少し黄色みがかってきれいです。木目の感じはほぼ桧のイメージで色味が少しだけ黄色い

たぶん時間が経つと桧と見分けがつかなくなるでしょう。

 

今回木部の接着剤には膠を使います。

膠は動物質のタンパク質原料です。加温50度程度で溶解し使えるようになるので、冬場の使用は厳しい材料です。接着の硬化時間もケミカル系のように早くは無いので工程が連続する場所では工事の工夫が必要です。

 

外部周りは左官下地が完了しました。

防水紙の上にしっかりとした網を張ります。

~2013.4.06 床材搬入されました。珍しいサワラの30mmとピュアウール100%バージン

リクエストによりこの家の床はすべてサワラになります。

桧のような風合いですが、桧のような匂いはありません。柔らかさは杉と同じ程度です。

建具もすべてサワラでつくります。

 

★床も合板は一切使わずに貼りますので、根太床です。(下の左2枚)

最近の合板下地では根太は必要性が薄いので省略されます。

 

★断熱材はリクエストによりピュアウール100%バージンで、省エネ等級4レベルを取りますのでこの屋根には20cmのウールを入れました。(下の右2枚)

 

~2013.2.20 上棟しました!

こうやって建物の中から空が見えるのはこ日だけ、建物が壊されるその瞬間までこの景色を見ることはできないのです。

 

大工さんには見慣れた景色でしょうが、私にとっては年に数回あるかないかの貴重な時間なのです。

この景色を見るために上棟の日は必ず現場に行きます。

 

構造材はいつもの県産材ときがわ材です。

外国材が主流の建築業界ですが材料コストより、輸送コストの方が大きいって知ってますか?

輸送には大量の重油(co2)が必要って知っていますか?

いい材料は意外に近くにあります。

~2013.1.24 基礎工事コンクリート打設

今日は基礎の立ち上がり部分(梁)のコンクリートを打設いします。
コンクリートの打設自体はプロが行う仕事ですから特別難しい仕事では有りませんが、非常に重要な仕事になります。

事務所が立ち会う理由は、重要な構造金物が必要な位置に正確にセットされているかの確認
後から違っていた場合に対処するのは非常に大変なことになります。
基礎を壊すことは避けたいので、上部躯体の耐力壁の位置などを見直し対処します。
それで無理なら、ホールダウンをケミカルアンカーで追加するか、などいずれにしろ良いことではないので確認に行きます。

 

設計強度30kn スランプ15 住宅の基礎ではあまり見ないと思います。
高強度です。

~20131.19 基礎工事が始まりました。

12年の12月に工事契約となり、基礎工事が始まりました。

良好な配筋状況です。

 

コンクリートが施工されてしまうと見えなくなり、修正が出来なくなってしまいます。

第三者機関の検査よりも厳しい検査が出来るのは、構造的な根拠をもってこちらが指定した基礎構造だからです。

 

また見えなくなってしまう部分は写真データとして残します。

将来的なこと、不測の事態が起こった時に必要になります。

8.21 イメージが固まってきましたね。

現在は電気配線関係や設備などの詳細打ち合わせに入っています。外観イメージも決まり実施図作成です。

6.15 打ち合わせ前に屋根の検討用モデルをつくる

4回目の打ち合わせの前に

プランを最終確定する前に

やらなきゃいけないことがあります。

「建物の形」

屋根の形状違いでの雰囲気はまったく変わりますし、外壁材の種類にも影響します。

今回は西日を遮り、北東方向のロフト窓より通気を促すという基本計画がありますのでその中でのバリエーションを3タイプで検討です。

 

軒の出無し

軒の出を無くしたシンプルな形状です。

西日は窓上に庇を別につけて対応します。

北東の風抜き窓部分は屋根勾配を変えて対応。

軒の出が無いと塗り壁系統の外壁は相応しくありません。

この場合は、屋根壁ともガルバリウムで仕上げるスタイルになります。

軒の出有り

軒の出を出したプランです。

このほうが建物として落ち着きがあります。

オーソドックスですがこれがよさそうです。軒が出ていると言うことは外壁の選択が増えます。

 

 

 

 

 

屋根切り替えし

西と東の屋根を切り返した形状を試してみましたが、北側から見たときに予想どうりバランスがよくありません。

この形状は最近の建物によく見られます。

効率よく太陽光パネルが載せられます。

 

 

 


6.02 3回目の打ち合わせ

本格的な打ち合わせも3回目となりました。

いろいろ出てきたお話をひっくるめてプレゼンです。

ぶつけることによって、返ってくるものがあり、何度か繰り返すうちに自然とその人のものになっていくようです。

 

世代が変わったら壊されるなんて事は考えていないので、10年後・20年後・35年後の姿も想定していなければいけない。

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