川越市の農業法人 (株)ベジタ穂ファーム 

川越の遊休農地を活用し主にサツマイモや米wp生産する農業法人です。

目指しているのは「自給率向上」「遊休農地ゼロ」「地域雇用の促進」です。

若い方が多く働く新しいスタイルの農業法人です。

 

農業は地場産業

ならば農産物を扱う施設も地域材でとなるのは自然なことなのだと思います。

敷地に対して延べ床面積は≒3000㎡となります。

建物は5棟あり、全て木造で広い空間を実現するためトラス構造としています。

トラスも単純なワーレントラスから在来小屋組みとのハイブリッド型などを採用しました。

 

建築も地場産業であると常々考えていますので、地域の大工さんや加工工場が取り組める規格流通材を使った構造としています。

 

 

 

 

 


上棟時の構造写真です。

 集成材は使用していますが全て規格流通材です。

この規模になると集成材を使うことでかなりコスト削減ができるとともに、材のサイズを小さくすることが可能になります。

 

 無垢材が弱いということでもなく、集成材は強度設定をして製作されているため構造根拠が明確になるためです。

また材料調達期間もコストと考えなければいけないので集成材が有利になります。

 

 大きなスパン(空間)は木造では無理とお考えの方も多くいらっしゃいます。

どうしても構造的に住宅のイメージがあるからだと思いますが、木材だけでも中規模構造は十分に可能です。

 

 戦時中につくられた飛行機格納庫をこの建物を設計するときに見学してきましたが木造の可能性を今の木造技術者よりも深く追求していたのが印象的でした。

用途によっては鉄骨よりも木造の方がよい場合が多くあると思います。

事業計画中の方、ぜひ一度木造の可能性も検討していただきたいとお願いいたします。

 


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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