鴻巣市 本町の家 2019.11

外廻り

土地から探して家づくり

 鴻巣市本町周辺は昔からの街道筋にあり、静かな住宅地です。

土地から探し始め、たくさんの候補地を見てまいりました。

苦労のかいがあり、公園に隣接したこの土地に巡り合うことができました。

公園の隣という立地を活かしながら、夏は風が抜け、冬は熱を逃がさないそんな住まいができました。

外壁は左官仕上げの塗り壁です。ざっくりと質感が出る仕上げとしています。

軒の出が少ない場所は汚れやすいのでガルバリウム鋼板で仕上がています。

全ての窓には庇を設け、夏の日差しや雨から住まいを守ります。


アプローチ

道路から玄関までのアプローチは大切です。

広いスペースが取れなくとも、人を迎いいれる入雰囲気はつくることができます。

帰ってきてほっと一息つける場所にしたいと考えています。


玄関からリビング

ほぼ全て素材をそのままに、着色もせずに使いました。

シンプルに心がけることで素材の良さが引き立つのではないかと考えています。

間取り的には玄関がリビングとつながりオープンになるのが特徴的です。

もちろんクローズすることもできますが、二階へと吹き抜けでつなげることで夏の暮らしやすさにつながる、空気を動かす仕組みです。


階段からみんなのホール

個室を広く取るよりも、みんなのスペースを大切にしたいと考えています。

開放的につくることで室内の空気も動き、快適に暮らせると考えています。

 

ホールの天井は勾配天井として北側に風を抜く小屋窓があります。


2階の部屋

暮らし方は変わります。

将来的に二部屋になる可能性を考えて備えておけば今区切る必要は無いかもしれません。

 

天井の上の断熱材はセルロースを使い、厚さは20cmあります。さらに屋根面では通気層を厚く取り、屋根面天井面の過熱を防ぎます。

さいたまの夏は屋根から防ぐのが肝心です。


キッチンとか水廻り



歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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