別冊 アーキクラフトお住まい訪問記  工事中7.20

東松山市 市ノ川の家 5年目

 土地から求めた家づくりでした。

お問い合わせはほむぺーじのご相談からでした、「土地を指し始めた段階で、よさそうな土地があるがどう進めたものか」そんなご相談でした。

不動産屋さんとの交渉には一緒に同行もしました。

「自然素材を使いながらおおらかな住まい、家族のつながりを大事にしたみんなでいつも一緒にいて違和感のない住まい」を求めているというお話でした。

お引渡し後、何度もお邪魔していますが今日は改めて5年目に感想やこれからのことをお話ししてまいりました。

 

梅雨の合間、ようやく晴れた束の間、4つの傘がいい感じです。

家族みんな元気です。傘がそう言っていますね。

大きな堀座卓が迎えてくれます。

娘さんは来年中学生、そろそろ弟と一緒の部屋に間仕切り壁をつくろうかというご相談もありましたので今回は工務店も同行しました。

 

この大きな堀座卓は家族みんながリビングに集う仕掛けです。

宿題をしたり、新聞を読んだり、TVを見たり、みんながそれぞれ勝手なことをしていても邪魔にならない、許容量の大きな堀座卓です。

自然な感じを重視して塗装はしませんでしたのでそれなりにシミなどが付いていますがそれもまた味と言っていただいています。

 

もっと汚れたらどうするかというご質問にはペーパーで削るというお話をしました。

無垢はリニューアルできます。

こんな感じで私でも出来るんです。


漆喰や和紙壁にはテープを張ったり画鋲で止めたりはよくありません。

ダイニングの一部やリビングの一部には板壁のコーナーをつくります。

 

こんな風に何でも貼れて便利です。

ここまで使い倒していただくと板壁にした甲斐があります。

 

★板を壁に使う場合のアドバイスポイント

床は節があってもほとんど気になりません。

同じように視覚に入っていても壁の節は意外に気になります、以前設計を始めたころ節がたくさんある板を壁に貼りとても後悔したことがあります。

それ以来壁に貼る板は少し高くても節の無いもの(できるだけ)を使うようにしています。

 


どこにいるのかと思ったら、階段も机代わりになるとは楽しいね。

何でもよくここでゲームをしたりしているらしい。

居心地のいい場所があるっていいね、この使い方は想定外だよ。

風が通って意外に涼しい階段です。


歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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