さいたま市 子育て世代の家づくり 宮原の家

街並み

風景


まるで以前からそこに建っていたような街並みに溶け込む家が好きです。

住まいとは住む人の主義主張や個性を社会に問いかけるものではないと考えています。

住む人の個性はそこはかとなくこぼれるくらいがちょうどよいのです。


地域とのつながり、お隣さん

ひとつひとつの家が集まり街並みとなる野と同じく

そこに住む人ひとりひとりの働きかけが近隣関係となるのです。

風景やお隣さんとの関係、社会環境、街並み

そこに住むということはそれらをつくりだしていくということ


家はその時に住む人の後ろ盾となればそれでいい。


      

お問い合わせをいただいてから1年半ぐらいたちました。

この土地はお父様から引き継ぎましたが、いわゆる旗竿敷地、廻り中建物に囲まれて「ここで健康的に暮らせるのか?」

という日当たりや風通しで悩まれ、売却し他の土地を探すことも試みました。

 

立地の良さやお父様の意向もあり、ここでの可能性を託していただきました。

 

清々しい木の色と漆喰、和紙の白が清潔感を出すとともに室内の明るさにも貢献しています。

冬は大きな吹き抜けで2階の窓から1階の奥まで光を入れます。

夏は屋根で光を遮り、風を導く吹き抜けとなります。

漆喰の白は反射率も大きく室内を明るくしてくれる効果もあるんです。

 

子育て世代の家づくりです。将来的には父さんも同居する可能性も考えた住まいです。

 



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建設地 : 埼玉県 さいたま市

施工  : 川越市 (有) 三幸住宅

木 材 : ときがわ木材 ときがわ町田中409   

構造  : 在来軸組み

 

外部仕上げ :屋根/ガルバリウム(通気工法) 壁/1Fモルタルリシン(通気工法)

       2F ガルバリウムサイディング(通気工法)

内部仕上げ :天井/土佐和紙&杉板 壁/土佐和紙&杉板

       床/1F桧(床暖房温水)2F杉板

構造材   :ほぼ全て地域材にて調達(ときがわ町山林)

       柱/杉&桧 土台/桧 梁/杉&桧 4寸角

 

建物規模  :敷地面積/130.63㎡ 延べ床面積/113.44/㎡ 

設計期間  :2014.1~2014.8

工事期間  :2014.8 ~ 2015.2 

 

長期優良住宅認定取得 耐震等級2 温熱等級4 維持管理 耐久性 可変性

2014 春 地域材の現場を体験していただきました。

前年の秋に伐採した杉の80年物の皮をみんなで剥きました。

自宅に使われる丸太です。


リビングから和室

吹き抜けもあることから床暖房としました。

温水床暖房と桧の床の組み合わせです。

キチンから水廻り

ほぼ全て白を基調とした選択をされました。

清々しく明るい空間になりました。


ホール~階段

リビングの上が吹き抜けで風と光を1階に導きます。

吹き抜けの床はキャットウォークといい歩くこともできるので窓の掃除などもOK

この家のポイントです。

個室に小屋裏空間に納戸です。

2階の床は全て杉としました。

構造的な下地も杉ですのでべニアは使いません。

押入れの棚板は杉の目透しです。収納こそしっかりと吸湿放湿する素材を使うべき。


春に皮を剝いた丸太です。 障子紙も細川紙を自分で漉きました。

灯りで雰囲気が変わります。


外部 エクステリア 



歩いて5分でこのロケーションです。

川の近くという不安は少しあるけれど、川と共に生きていきます。

 

東京都北区からの移住です。

ご主人は有機農業を学ぶために1年前から週末小川町生活をしています。

定年後の移住と考えてきましたが、昨今の働き方の変化で通勤に融通が利くようになり、計画よりも早く移り住むことになりました。

 

自然エネルギーを利用しながら自立循環型の住まいを目指します。

極力自然エネルギーを使いながらも快適性や利便性も向上させ、暮らしのエネルギー消費を抑えていきます。

自然エネルギーのポテンシャルと省エネ機器を注意深く組み合わせてまいります。

 


2025.4 基礎工事が始まりました。

配筋工事といいます。

後からは見えなくなってしまう工事です。

間違っていても基礎を壊さない限り治すことができない工事です。

なのでこの段階で慎重に検査を行います。

 上端の3本は上端主筋で13mm主に引張に耐えます。中央部はあまり応力が作用せず、鉄筋を整える程度で10mm1本、スラブ配筋としつ土間高さに13mmを1本、下端主筋に13mmを3本、立ち上がりは溶接しないのでフックを付けて上端主筋を抑えます。
木造基礎でフックをつけると梁巾が150程度なので精度良くしないと被りが不足することがあり、注意が必要です。
この鉄筋屋さんはわかっていて斜め方向にフックをつけています。
正しい加工方法です。

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